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擬似言語の実数型

実数は、小数を含む数です。

身長、重さ、平均点、割合のように、ぴったり整数にならない値を扱うときに使います。

例えば、次のような値です。

  • 1.65
  • 62.5
  • 0.05
  • 3.14

整数型では、1100 のような小数点のない数を扱いました。 一方、実数型では、小数点を含む値を扱えます。

擬似言語では、実数型を次のように宣言します。

実数型: 変数名

例えば、平均点を入れる変数なら、次のように書けます。

実数型: average

基本情報技術者試験の擬似言語でも、平均、割合、単価、重みなどの計算で実数型が出てくることがあります。

実数型とは?

実数型は、小数を扱うための型です。

整数型では、人数や回数のようにぴったり数えられる値を扱いました。 一方で、実数型では、身長や平均点のように小数になる可能性がある値を扱います。

例えば、身長をメートルで表すときは、次のように小数になることがあります。

実数型: height
height ← 1.65

この場合、height には1.65という実数が入っています。

小数が入る可能性がある値には、実数型を使うと考えると分かりやすいです。

小数を変数に入れる

次のコードを右のシミュレーターで実行してください。

○main
実数型: height
height ← 1.65
print(height)

出力は 1.65 です。

height という実数型の変数を用意して、そこに1.65を入れています。 そのあと、print(height) で変数の中身を表示しています。

整数型との違いは、小数をそのまま扱えることです。 身長や重さのように、小数で表したい値に向いています。

小数を使って計算する

次のコードをシミュレーターで実行してください。

○main
実数型: height
実数型: added
height ← 1.65
added ← height + 0.05
print(added)

出力は 1.7 です。

変数 height には 1.65 が入っています。 そこに 0.05 を足しているので、計算結果は 1.7 になります。

小数を使った計算でも、足し算や引き算の考え方は整数と同じです。 右側を先に計算して、その結果を左側の変数に代入します。

1行ずつ読むと、次のようになります。

  • height に1.65を入れる
  • height + 0.05 を計算する
  • 1.65 + 0.05 なので、結果は1.7
  • added に1.7を入れる
  • added を表示する

平均を求めるときにも出る

実数は、平均を求める場面でもよく登場します。

○main
整数型: total
整数型: count
実数型: average
total ← 250
count ← 4
average ← total ÷ count
print(average)

出力は 62.5 です。

この例では、250 ÷ 4 を計算しています。 結果は62.5なので、小数を含む値になります。

totalcount は整数型ですが、計算結果の平均は小数になることがあります。 そのため、average は実数型として扱うと自然です。

平均点や割合は、必ず整数になるとは限りません。 擬似言語で平均を求める処理が出てきたら、実数型が使われていないか確認しましょう。

割合を扱うときの実数型

割合も、実数型で扱うことが多い値です。

○main
整数型: correct
整数型: total
実数型: rate
correct ← 18
total ← 20
rate ← correct ÷ total
print(rate)

出力は 0.9 です。

これは、20問中18問正解したときの割合を求めています。 18 ÷ 20 なので、結果は0.9です。

割合は、小数で表されることが多いです。 そのため、割合を入れる変数には実数型が使われることがあります。

整数型との違いを意識する

整数型と実数型の違いは、最初にしっかり押さえておきたいポイントです。

整数型は、小数点のない数を扱います。

整数型: count
count ← 3

実数型は、小数を含む数を扱います。

実数型: weight
weight ← 52.5

人数や回数のように、ぴったり数えられるものは整数型を使います。 一方で、身長、重さ、平均、割合のように、小数になる可能性があるものは実数型を使います。

ただし、すべてを最初から完璧に判断しようとしなくて大丈夫です。 問題文を読みながら、「これは小数になりそうか」を考える習慣をつけましょう。

実数型を読むときのポイント

実数型を読むときは、次のことを意識しましょう。

  • 小数を扱っているか
  • 平均や割合のような計算か
  • 割り算の結果が小数になる可能性があるか
  • 変数名が averagerate になっていないか

基本情報技術者試験の擬似言語では、変数名もヒントになります。 average は平均、rate は割合を表すことが多いです。

もちろん、変数名だけで決めつけるのではなく、実際にどんな値が代入されているかも確認しましょう。

小数が出る計算では実数型を意識する

ここで大切なのは、値の種類によって使う型が変わるということです。

人数や回数のように、ぴったり数えられるものは整数型を使います。 一方で、身長、割合、平均のように小数が出る可能性があるものは、実数型を使います。

最初から厳密に考えすぎなくて大丈夫です。 まずは、実数型は小数を扱う型と覚えておきましょう。

シミュレーターで実行しながら、整数型と実数型の違いを少しずつ確認していきましょう。

このトピックの他のセクション:

  1. 擬似言語の整数型
  2. 擬似言語の実数型(現在表示中)
  3. 擬似言語の文字列型
  4. 擬似言語の論理型
  5. 擬似言語の未定義

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