擬似言語という名前を見ると、少しかたい印象がありますよね。でも、最初に押さえることはシンプルです。擬似言語は、プログラムの考え方を人が読みやすい形で表したものです。
まずは、右のシミュレーターで小さな例を動かしてみましょう。
プログラミング言語にはPythonやJavaなどがあります。それぞれ細かい書き方は違いますが、どれも値を入れたり、計算したり、条件で処理を分けたりします。
擬似言語では、その共通する部分に集中します。大切なのは、何をどの順番で行うかです。
○main
整数型: price
整数型: count
整数型: total
price ← 120
count ← 3
total ← price × count
print(total)
実行すると 360 と表示されます。120円のものを3個買う、という流れですね。
ここで、全部を一気に覚えようとしなくて大丈夫です。次のように1行ずつ意味に直していきます。
price、count、total という入れ物を用意するprice に120を入れるcount に3を入れるprice × count の結果を total に入れるtotal を表示する少し見通しがよくなりませんか。
FE試験では、特定の言語だけを知っているかよりも、アルゴリズムを読めるかが大切です。擬似言語なら、言語ごとの細かな違いに引っ張られず、処理の流れを問うことができます。
次は、条件を少しだけ入れた例です。実行する前に、何が表示されるか予想してください。
○main
整数型: score
score ← 72
if (score ≧ 60)
print(1)
else
print(0)
endif
score は72なので、score ≧ 60 は成り立ちます。だから出力は 1 です。
今度は score ← 45 に変えて実行してみましょう。予想してから動かすと、読む力がぐっと育ちます。
このサイトでは、擬似言語をただ読むだけで終わらせません。右のシミュレーターで実行しながら、値の変化を確かめます。
読む、予想する、実行する、直す。このくり返しで、擬似言語は少しずつ身近になります。間違えても大丈夫です。予想と違ったところこそ、理解が深まる入口です。