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擬似言語の変数とは何か

変数とは、値を入れておくための入れ物です。 箱のように考えると分かりやすいですが、箱の中身は途中で変わることがあります。

擬似言語やプログラミングでは、数値や文字列などの値を使って処理を進めます。 その値を毎回そのまま書くのではなく、名前を付けて扱えるようにしたものが変数です。

基本情報技術者試験の擬似言語でも、変数はほとんどの問題で登場します。 変数が読めるようになると、アルゴリズムの流れもかなり追いやすくなります。

変数は名前の付いた入れ物

まずは、変数に値を入れて表示してみましょう。 次のコードを右のシミュレーターで実行してください。

○main
整数型: age
age ← 15
print(age)

出力は 15 です。

age という変数に15を入れて、それを表示しています。 ここでは、age が入れ物の名前で、15がその中に入っている値です。

変数名は、何を表しているのか分かる名前にすると読みやすくなります

例えば、次のような名前は役割が想像しやすいです。

  • score は点数
  • count は個数
  • total は合計
  • price は値段
  • i は繰返しでよく使う番号

もちろん、最初から英語に強くなくても大丈夫です。 問題文の説明と合わせて、何を表す変数なのかを見ていきましょう。

宣言してから使う

擬似言語では、整数型: age のように変数を宣言します。 これは、これから age という変数を使います、という準備です。

変数は以下のように宣言します。

型名: 変数名

型名には、整数型や文字列型といったデータの種類を指定します。 たとえば、整数を入れる変数なら 整数型、文字を入れる変数なら 文字列型 のように書きます。

整数型: score
文字列型: name
論理型: passed

ここで大切なのは、変数を使う前に「どんな値を入れるための変数なのか」を用意していることです。 宣言は、プログラムに対して「この名前の入れ物を使います」と伝える準備だと考えましょう。

変数を使って計算する

次のコードでは、2つの変数を使っています。

○main
整数型: price
整数型: count
price ← 90
count ← 2
print(price × count)

出力は 180 です。

price という変数に90を入れ、count という変数に2を入れています。 そして、price × count を計算しています。

これは「90円の商品を2個買う」という流れですね。 変数名を見ると、式の意味が少し分かりやすくなります。

もし同じ処理を数字だけで書くと、次のようになります。

print(90 × 2)

これでも計算はできます。 しかし、少し長いプログラムになると、90が何を表しているのか、2が何を表しているのか分かりにくくなります。

変数を使うと、値に意味を持たせることができます。 この「意味を読み取れる」ことが、擬似言語の問題を解くときにとても大切です。

変数の中身を追う

プログラムを読むときは、変数の中身を順番に追います。 この作業をトレースと呼びます。

次のコードを見てください。

○main
整数型: x
整数型: y
x ← 5
y ← x + 3
print(y)

出力は 8 です。

流れを1行ずつ読むと、次のようになります。

  • x という整数型の変数を用意する
  • y という整数型の変数を用意する
  • x に5を入れる
  • x + 3 を計算する
  • 5 + 3 なので、結果は8
  • y に8を入れる
  • y を表示する

変数は、名前だけを見ても中身は分かりません。 今その変数に何が入っているのかを、上から順に確認する必要があります。

変数名から役割を考える

基本情報技術者試験の擬似言語では、変数名がヒントになることがあります。 たとえば、max は最大値、min は最小値、sum は合計、average は平均を表すことが多いです。

もちろん、問題によって変数名の意味は変わることがあります。 そのため、変数名だけで決めつけず、問題文や代入されている値と合わせて読むことが大切です。

整数型: sum
整数型: score
sum ← 0
score ← 80
sum ← sum + score
print(sum)

このコードでは、sum は合計を入れる変数として使われています。 最初に0を入れておき、あとから点数を足しています。

このように、変数はただの箱ではなく、処理の中で役割を持っています。 「この変数は何のためにあるのか」を考えると、アルゴリズム全体の流れが見えやすくなります。

変数は途中で変わることがある

変数の中身は、途中で変わることがあります。 名前は同じでも、入っている値がずっと同じとは限りません。

○main
整数型: count
count ← 1
count ← 2
print(count)

出力は 2 です。

最初に count に1を入れていますが、その後で2を入れています。 最後に残っている値は2なので、出力も2になります。

このように、変数は「変わる数」と書くように、プログラムの途中で中身が変わることがあります。 擬似言語を読むときは、昔の値ではなく、その時点で最新の値を見るようにしましょう。

変数が読めるとプログラムが見えやすくなる

変数は、擬似言語の基本です。 変数が読めると、代入、計算、条件分岐、繰返し処理も理解しやすくなります。

まずは、次の3つを押さえておきましょう。

  • 変数は値を入れるための入れ物
  • 変数は宣言してから使う
  • 変数の中身は上から順に追う

最初は、変数名と値をメモしながら読むのがおすすめです。 シミュレーターで実行しながら、「今この変数には何が入っているのか」を確認していきましょう。

この習慣がつくと、基本情報技術者試験の擬似言語やアルゴリズムの問題でも、処理の流れを落ち着いて追えるようになります。

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このトピックの他のセクション:

  1. 擬似言語の変数とは何か(現在表示中)
  2. 擬似言語の代入とは何か
  3. 擬似言語で値の上書きする方法

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