基本情報技術者試験は2026年12月28日から休止|年内に受けるか待つかの判断

公開日: 2026-10-21

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基本情報が休止するらしい。年内に受けたほうがいいのか、それとも待つべきなのか。

勉強の途中でこの知らせを目にして、手が止まっていませんか?

先に結論をお伝えします。2026年10月21日時点で確認できたIPAの発表では、基本情報技術者試験のCBT方式の試験は2026年12月28日以降に休止する予定です。再開の時期は、まだ発表されていません。

年内に受けられるのは、原則として2026年12月27日までです。会場によっては、それより前に終わる場合もあります。

私はエンジニアとして10年以上、Webシステムの開発や運用に携わってきました。システムの切り替えの現場では、予定の日付が後ろへずれることも、手順の案内が直前に変わることも、珍しくありません。

だからこそ、発表された日付を正確に押さえたうえで、ずれても困らない計画を立てておくことが大事です。この記事では、発表の中身を整理し、いまの自分がどう動けばよいかをタイプ別にお伝えします。

試験の全体像をまだつかめていない人は、先に親記事を読んでおくと話が早くなります。

【関連記事】基本情報技術者試験とは?試験内容・難易度・勉強法を初心者向けに解説

基本情報技術者試験の休止で発表されていること

まず、IPAが何を発表しているのかを確認しておきましょう。噂やまとめ記事ではなく、公式の言葉で押さえておくのが安心です。

対象はCBT方式で実施している3つの試験です。ITパスポート試験、情報セキュリティマネジメント試験、そして基本情報技術者試験です。

休止の理由は、試験を運営しているCBTシステムの切り替え(リプレース)です。試験の内容に問題があったわけでも、基本情報がなくなるわけでもありません。

発表のポイントを、表にまとめておきます。

項目 2026年10月21日時点で確認できた内容
対象の試験 ITパスポート・情報セキュリティマネジメント・基本情報技術者(CBT方式)
休止の理由 CBTシステムのリプレース
休止が始まる時期 2026年12月28日以降(ページ冒頭には2027年1月以降という表記もある)
年内に受けられる最終日 2026年12月27日(会場によってはそれより前に終了)
2026年9月1日以降の申し込み 申込日から2026年12月27日までの試験日しか選べない
申し込み後の日程変更 変更先も2026年12月27日までの試験日に限られる
再開の時期 未定。発表を待つ必要がある

表の中で、いちばん気をつけたいのは会場の行です。全国どこでも12月27日まで受けられる、とは限りません。

2027年1月以降と12月28日以降、二つの書き方がある

公式ページを読んで、少し混乱した人もいるかもしれません。同じページの中で、休止の時期が二通りに書かれているからです。

もともと休止は、2026年4月27日以降に始まる予定でした。それがシステムの切り替えの延期にともなって後ろへずらされ、その経緯を説明する文では2027年1月以降と書かれています。

一方で、実施期間を示す表や受験者向けの案内では、2026年12月28日以降に休止すると書かれています。年内の最終日が12月27日なので、実質的には同じことを指していると読めます。

ただ、どちらが正式な表現なのかを私が断定することはできません。受験の計画を立てるときは、早いほうの日付、つまり12月27日までに受け終える前提で考えてください。

申し込みの直前には、IPAのページをもう一度開いて確かめることをおすすめします。末尾の参考情報に、確認したページのURLをまとめておきます。

会場によっては12月27日より前に終わる

もう一つ見落としやすいのが、会場ごとの違いです。CBT方式の試験は、会場によって開催している日が異なります。

そのため、IPAの案内でも、会場によっては12月27日より前に試験の実施が休止になる場合がある、とされています。近所の会場がいつまで開いているかは、申し込みの画面で空き状況を見ないと分かりません。

年末は、ただでさえ予定が詰まりやすい時期です。受けると決めたら、12月の下旬ではなく、なるべく早い日程から探していきましょう。

試験日の選び方そのものは、別の記事で詳しく整理しています。

【関連記事】基本情報技術者試験の試験日はいつ?随時実施の仕組みと日程の決め方

休止はいつまで?再開時期は発表待ち

次に気になるのは、休止がいつまで続くのか、という点ではないでしょうか。

結論から言うと、2026年10月21日時点で、再開の時期は発表されていません。IPAは、2027年1月以降の試験の実施について、2026年秋頃に案内するとしていました。

つまり、いまの段階で分かっているのは、いつから止まるかだけです。いつ再開するかは、IPAの次の発表を待つしかありません。

インターネット上には、休止期間は1か月程度だろう、といった見立ても出回っています。ですが、公式に確定した情報ではないので、この記事では日付を書きません。

また、IPAは試験制度全体の見直しの検討状況も公表しています。こちらは案の段階の話が中心なので、休止とは分けて考えたほうが混乱しません。

再開の時期が分からないことが、いちばんの不確定要素

実務の世界でも、システムの切り替えの日程は、最後の最後まで動くことがあります。私自身、移行の当日になって作業が翌週に延びた経験が何度もあります。

切り替えの作業は、終わってみるまで本当の所要時間が読めないからです。だからこそ、再開日を前提にした計画は立てないほうが安全です。

2027年の早い時期に受けられるはずだ、と考えて勉強のペースを落とすと、再開が遅れたときに勉強の間隔が大きく空いてしまいます。待つことを選ぶ場合でも、いつ再開しても対応できる状態を保っておきましょう。

待つことを選んだときに起きやすいこと

待つという判断自体は、決して間違いではありません。準備が整わないまま年末に受けて不合格になるより、落ち着いて準備したほうがよい人もいます。

ただ、待つ場合に起きやすいことは、先に知っておいたほうがよいでしょう。

待つ場合に起きやすいこと 対策
試験日が決まらず、勉強の手が止まる 仮の目標日を自分で決めておく
覚えた知識が少しずつ抜けていく 週に一度は過去問や演習に触れる
再開直後は申し込みが集中する可能性がある 発表が出たらすぐに確認できるようにする
制度の見直しと時期が重なる可能性がある 公式の発表を定期的に確認する

三つ目と四つ目の行は、あくまで可能性の話です。確定した情報ではありませんが、備えておいて損はありません。

年内に受けるか待つか、タイプ別の判断材料

ここからが本題です。年内に受けるか待つかは、いまどの段階にいるかで答えが変わります。

大きく三つのタイプに分けて、やることを整理しました。

あなたの状況 おすすめの動き方 気をつける点
すでに12月27日までの日程を予約している 予定どおり受ける前提で仕上げる 日程変更しても12月27日までしか選べない
勉強中で、合格点が見えてきている 年内の受験を前向きに検討する 会場の空きを早めに確認する
勉強中だが、科目Bがまだ不安 再受験の余地も含めて日程を逆算する 不合格なら年内の再挑戦は難しい場合がある
これから勉強を始める 年内は無理をせず、再開に向けて準備する 再開日を当てにした計画にしない

表のとおり、迷っている人の多くは、真ん中の二つのどちらかに当てはまるのではないでしょうか。

すでに予約している人は、日程を動かさずに仕上げる

12月27日までの日程を予約済みの人は、基本的にはそのまま受けることをおすすめします。

日程の変更自体はできますが、変更先として選べるのも12月27日までです。休止後の日程へ逃がすことはできません。

迷いが出るのは、たいてい勉強の手応えが足りないと感じたときです。ですが、残りの期間で伸ばせる余地は意外と大きいものです。

直前の時期の過ごし方は、こちらの記事でまとめています。

【関連記事】基本情報技術者試験の直前対策|残り1週間で点を落とさない進め方

勉強中の人は、再受験の30日ルールも計算に入れる

勉強中で、年内に受けるかどうか迷っている人に、ぜひ知っておいてほしいことがあります。基本情報には、再受験の待ち期間があるという点です。

前回の受験日の翌日から起算して30日を超えた日以降でないと、次の受験日を指定できません。つまり、一度目で不合格だった場合、二度目は少なくとも1か月ほど先になります。

これを12月27日の締め切りに当てはめると、11月27日より後に受けた場合、年内にもう一度受け直すことはできません。会場の空きまで考えると、年内に二回のチャンスを残したい人は、一度目を11月の中旬までに受けておくと安心です。

もちろん、会場の空きや、会場ごとの最終日にも左右されます。ここで挙げた日付は、あくまで計算上の目安として受け取ってください。

再受験の待ち期間の数え方は、専用の記事で詳しく解説しています。

【関連記事】基本情報に落ちたら次はいつ受けられる?再受験の進め方を解説

これから始める人は、焦らず科目Bから固めていく

これから勉強を始める人にとって、12月27日までの残り期間はかなり短く感じるはずです。ここで無理に詰め込むと、勉強そのものが嫌になってしまいかねません。

大丈夫です。年内に受けないと決めたなら、この期間はむしろ土台を作るチャンスになります。

特に、時間がかかるのは科目Bの擬似言語です。用語の暗記が中心の科目Aと違って、コードを読む力は、一夜漬けでは身につきません。

再開の日付が分からないいまこそ、時間のかかる科目Bから先に手をつけておくのが得策です。科目Bでどのような力が問われるのかは、こちらの記事が入口になります。

【関連記事】基本情報技術者試験の科目Bとは?擬似言語・アルゴリズム対策を初心者向けに解説

年内に受けられる最後の日を擬似言語で確かめる

せっかくなので、ここまでの判断を科目Bの題材にしてしまいましょう。一度目の受験日から、年内に再受験できるかどうかを判定する処理を、擬似言語で書いてみます。

日付は、12月1日を1日目とした通し番号で扱うことにします。11月の日付はマイナスになるので、11月26日なら -5 です。

○論理型: 年内に再受験できるか(整数型: 受験日)
  整数型: 最終日 ← 27            /* 12月27日 */
  整数型: 再受験可能日 ← 受験日 + 31
  if (再受験可能日 ≦ 最終日)
    return true
  else
    return false
  endif

受験日に31を足しているのは、翌日から数えて30日を超えた日、という決まりに合わせるためです。30ではなく31になるところが、科目Bでもよく狙われる境界の考え方です。

いくつかの受験日を入れて、結果を追ってみましょう。

一度目の受験日 受験日の値 再受験可能日の値 結果
11月20日 -11 20(12月20日) true
11月26日 -5 26(12月26日) true
11月27日 -4 27(12月27日) true
11月28日 -3 28(12月28日) false

計算の上では、11月27日に受けた人まで、12月27日に再受験の日付を指定できる余地が残ります。ただし、これは会場が12月27日まで開いていて、空きもある場合の話です。

実際には、もっと余裕を持って考えたほうが安全です。条件式の境界を一つずらすだけで結果が変わる、というところも、科目Bの問題を読むときにそのまま役立つ感覚です。

条件式の等号ひとつで結果が変わる

このコードで、≦ を < に書き換えたらどうなるでしょうか。

11月27日の行が false に変わります。12月27日ちょうどに受けられるケースを、取りこぼしてしまうわけです。

実務でも、期限の判定で等号を入れるかどうかを間違えて、最終日の処理だけが漏れる不具合はよく起きます。私もレビューで何度か指摘したことがありますし、自分で書いて指摘されたこともあります。

科目Bの問題でも、こうした境界の扱いは繰り返し問われます。Giji Academy の擬似言語シミュレーターでは、このようなコードをその場で動かして、変数の値が1行ずつどう変わるかを確かめられます。

科目Bの勉強は、休止中も止めずに進められる

試験そのものが止まっても、勉強まで止める必要はありません。むしろ、科目Bの読む力は、少しずつでも続けたほうが確実に伸びます。

科目Bの勉強をどの順番で進めればよいかは、こちらの記事で段階ごとに整理しています。

【関連記事】基本情報技術者試験 科目Bの勉強法|初心者が合格までにやることを順番に解説

申し込みの前に確かめておきたいこと

年内に受けると決めた人は、申し込みの前にいくつか確かめておきましょう。休止前の時期ならではの注意点があります。

確認しておきたい項目を、表にまとめました。

確かめること 理由
希望する会場が、いつまで試験を実施しているか 会場によっては12月27日より前に終わる
選べる試験日が12月27日までになっているか 2026年9月1日以降の申し込みはそこまでしか選べない
日程を変更する可能性があるか 変更先も12月27日までに限られる
バウチャーチケットを使う場合の有効期限 IPAの案内では一律2026年12月27日とされている

最後の行は、会社や学校からバウチャーチケットを受け取っている人に関わる話です。期限を過ぎると使えなくなるので、手元にある人は早めに日程を決めてください。

申し込みの手順そのものは、別の記事で一つずつ解説しています。

【関連記事】基本情報技術者試験の申し込み方法|手順と期限・受験料の確認ポイント

まとめ

ここまでの内容を振り返ります。

2026年10月21日時点のIPAの発表では、基本情報技術者試験のCBT方式の試験は、2026年12月28日以降に休止する予定です。年内に受けられるのは12月27日までで、会場によってはそれより前に終わります。

公式ページには2027年1月以降という表記もありますが、計画は12月27日までに受け終える前提で立てるのが安全です。再開の時期はまだ発表されていないので、再開日を当てにした計画は避けましょう。

予約済みの人は、そのまま受ける前提で仕上げてください。勉強中の人は、再受験の30日ルールまで計算に入れて、年内に受けるかどうかを決めると判断がぶれません。

これから始める人は、焦る必要はありません。時間のかかる科目Bの擬似言語から、一歩ずつ進めていきましょう。

試験の日程は変わっても、身につけた読む力は変わりません。休止の知らせを、計画を見直すきっかけに変えていきましょう。

参考情報

この記事は、2026年10月21日時点で確認できた次の公式情報をもとに書いています。最新の状況は、必ず公式ページで確かめてください。

ページ URL
IPA:CBT方式で実施するITパスポート試験、情報セキュリティマネジメント試験及び基本情報技術者試験における2026年5月以降の試験実施について https://www.ipa.go.jp/shiken/2026/cbt-202605-jisshi.html
IPA:情報セキュリティマネジメント試験、基本情報技術者試験(申し込み・合格発表などの案内) https://www.ipa.go.jp/shiken/mousikomi/cbt_sg_fe.html
IPA:情報処理技術者試験及び情報処理安全確保支援士試験の見直しの検討状況について https://www.ipa.go.jp/shiken/syllabus/henkou/2025/20260331.html

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