基本情報の試験日は変更できる?延期の期限と受けるか迷ったときの判断基準

公開日: 2026-10-27

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予約した試験日が近づいてきたのに、まだ自信がない。延期したほうがいいのかな。

申し込みを済ませたあとで、こんなふうに迷っていませんか?

先に答えをお伝えします。基本情報技術者試験の試験日は、受験日の3日前までなら変更できます。回数の制限もありません。

ただし、キャンセルして受験料を返してもらうことはできません。そして2026年は、変更先として選べる日が12月27日までに限られています。

この記事の内容は、2026年10月27日時点で確認できたIPAとCBT-Solutionsの公開情報をもとにしています。日程の規則は変わることがあるので、手続きの直前には公式ページも開いて確かめてください。

私はエンジニアとして10年以上、Webシステムの開発や運用に携わってきました。リリース日を延ばすかどうかの判断を何度もしてきましたが、延ばすこと自体より、延ばした先で何をするか決めていないことのほうが失敗の原因になりがちでした。

試験日の変更も、それとよく似ています。この記事では、変更の期限と手順を押さえたうえで、延期するか受けるかを決める基準を一緒に整理していきます。

試験日をまだ決めていない段階の人は、先に日程の決め方の記事を読んでおくとスムーズです。

【関連記事】基本情報技術者試験の試験日はいつ?随時実施の仕組みと日程の決め方

基本情報の試験日は変更できる?公式のルールを確認

まずは、変更について公式に案内されていることを確認しておきましょう。基本情報はCBT方式で実施されていて、申し込みと予約の窓口は、IPAから委託を受けたCBT-Solutionsです。

CBT-Solutionsの受験者向けFAQに、申し込み後の変更についての案内があります。要点を表にまとめました。

項目 2026年10月27日時点で確認できた内容
変更できるもの 試験会場・受験日・試験開始時間
変更できる期限 受験日の3日前まで
期限の例 受験日が4月10日なら、4月7日まで
変更できる回数 制限なし
キャンセル 申し込み後はできない
受験料の返金 期限までに受験できなくても返還されない
2026年の変更先の上限 2026年12月27日までの試験日

表を見ると、変更そのものはかなり柔軟だと感じるのではないでしょうか。気をつけたいのは、下の三つの行です。

延期の期限は受験日の3日前まで

期限の数え方は、受験日から3日さかのぼった日までです。受験日が11月20日なら、変更できるのは11月17日までになります。

逆に言えば、受験日の2日前から当日にかけては、日程も会場も動かせません。前日になって体調や仕事の都合で受けられなくなっても、その時点ではもう延期の手続きはできないということです。

ここが、いちばん見落としやすいところです。迷っているなら、期限の日を手帳やスマートフォンの予定に先に書き込んでおきましょう。

キャンセルと返金はできない

試験日の変更はできても、申し込みそのものを取り消すことはできません。受験しなかった場合でも、受験料は戻ってきません。

つまり、選べるのは受けるか延期するかの二つだけです。やめる、という選択肢は、手続きの上では用意されていないと考えておきましょう。

申し込みの手順や受験料の確認ポイントは、別の記事でまとめています。

【関連記事】基本情報技術者試験の申し込み方法|手順と期限・受験料の確認ポイント

2026年は変更先が12月27日までに限られる

ここからは、2026年ならではの事情です。いつもの年なら、延期先を数か月後に置くこともできました。

ところが、基本情報のCBT方式の試験は、CBTシステムの切り替えのため、2026年12月28日以降に休止する予定です。IPAの案内では、申し込み後の試験日の変更も含めて、選べる試験日は2026年12月27日までとされています。

延期できる幅が、年末までしかないということです。休止の詳しい中身は、こちらの記事で整理しています。

【関連記事】基本情報技術者試験は2026年12月28日から休止|年内に受けるか待つかの判断

休止後の日程へ延期することはできない

いちばん大事なのは、休止明けの日程へ予約を逃がせないという点です。再開の時期は、2026年10月27日時点で確認できた範囲では、まだ発表されていません。

そのため、予約を2027年へ持ち越す、という使い方はできないと考えてください。12月27日までに受けなければ、その申し込みは使われないまま終わり、受験料も戻りません。

IPAは見直し後の新しい制度で、基本情報を2027年度春頃に始める予定だと公表しています。ただし、これは新制度の開始予定であり、いまの予約の延期先として使えるものではありません。

会場によっては12月27日より前に終わる

もう一つの注意点は、会場ごとの違いです。CBT方式の試験は、会場によって開催している日が異なります。

IPAの案内でも、会場によっては12月27日より前に実施が休止になる場合がある、とされています。延期先を探してみたら、近くの会場に年内の空きがほとんど無かった、ということも起こり得ます。

延期を考えているなら、まず予約画面で空き状況だけでも見ておきましょう。空きを確かめるだけなら、予約は変わりません。

延期するか受けるか、迷ったときの判断基準

ここからが本題です。延期できる幅が年末までしかない以上、迷ったときの判断はいつもの年より慎重になります。

延期したくなる理由は、人によってさまざまです。理由ごとに、おすすめの考え方を表にまとめました。

延期したくなる理由 おすすめの判断 考えておきたいこと
体調不良・急な仕事や学校の予定 期限内なら迷わず延期する 延期先が12月27日までに収まるか
科目Aは大丈夫だが科目Bが不安 2〜3週間の延期で足りるか見積もる 延期で何を伸ばすかを先に決める
模擬試験で合格点まで遠い 延期しても年内に届くかを冷静に判断する 一度受けてみる価値も比べる
なんとなく不安で自信がない 原則として予定どおり受ける 不安の中身を書き出してみる

上の二行と下の二行では、性質がまったく違います。上は延期で解決できる理由、下は延期だけでは解決しにくい理由です。

延期で伸ばせるものがはっきりしているなら延期する

延期が役に立つのは、伸ばす場所が分かっているときです。たとえば科目Bの擬似言語で、配列の添字を追うところだけが弱い、と分かっている場合です。

そういう人なら、2〜3週間あれば手応えが変わることは十分にあります。延期した日数を、その弱点だけに使えるからです。

科目Bで何が問われるのか、あらためて全体を確かめたい人は、こちらの記事が入口になります。

【関連記事】基本情報技術者試験の科目Bとは?擬似言語・アルゴリズム対策を初心者向けに解説

なんとなく不安なら、予定どおり受けたほうがよい

一方で、不安の中身がはっきりしないまま延期すると、延期先でも同じ気持ちになりがちです。試験の前に不安になるのは、ごく自然なことです。

大丈夫です。合格点に届く準備ができている人ほど、直前には不安を感じるものです。

実務でも、テストは通っているのに、なんとなく怖いという理由でリリースを延ばしたことがあります。結果として延期中に何も変わらず、ただ予定が詰まっただけでした。

試験の直前は、新しいことを詰め込むより、取りこぼしを防ぐ時間に使うほうが点につながります。残りの日数の過ごし方は、こちらでまとめています。

【関連記事】基本情報技術者試験の直前対策|残り1週間で点を落とさない進め方

2026年は再受験の30日ルールも一緒に考える

もう一つ、2026年の判断で外せないのが再受験のルールです。同じ試験区分を受け直すときは、前回の受験日の翌日から数えて30日を超えた日以降しか、受験日に指定できません。

これを12月27日の上限と組み合わせると、延期には隠れたコストがあることが分かります。延期して受験日が後ろへずれるほど、不合格だったときに年内にもう一度受ける余地が消えていくのです。

計算の上では、一度目を11月27日より後に受けると、年内の再受験は間に合いません。会場の空きを考えると、二回のチャンスを残したい人は、11月の中旬までに一度目を受けておくと安心です。

ここで挙げた日付は、あくまで計算上の目安です。会場の最終日や空き状況にも左右されるので、実際の予約画面で確かめてください。

再受験の待ち期間の数え方は、専用の記事で詳しく解説しています。

【関連記事】基本情報に落ちたら次はいつ受けられる?再受験の進め方を解説

状況別:いま何をすればよいか

ここまでの話を、いまの状況ごとの行動にまとめておきます。自分に近い行を探してみてください。

あなたの状況 いますること 気をつけること
受験日まで1週間以上あり、迷っている 弱点を一つに絞り、延期で伸びるかを見積もる 変更の期限は受験日の3日前まで
受験日まで3〜5日 延期するなら今日のうちに手続きする 期限を過ぎると変更できない
受験日まで2日以内 予定どおり受ける準備に切り替える 変更もキャンセルもできない
11月中に受験予定で、再挑戦の余地も残したい 日程を後ろへずらしすぎない 30日ルールで年内の再受験が消える
12月下旬に受験予定 延期先がほぼ無い前提で仕上げる 会場によっては年内の実施が早く終わる

表の三行目に当てはまる人は、気持ちを切り替えましょう。動かせない日程は、迷うより準備に使ったほうが得です。

延期の手続きの流れ

延期を決めたら、手続き自体は難しくありません。CBT-Solutionsの受験者向けページにログインし、予約した試験の確認画面から変更します。

公式の案内でも、予約の確認や変更は受験予約の画面から行えるとされています。変更後は、新しい日時と会場が正しく反映されているかを必ず確かめてください。

確認票やメールに書かれた日時を、変更のたびに見直す習慣をつけておくと安心です。実務でも、設定を変えたあとに反映を確かめなかったことが、後々の障害につながる場面を何度も見てきました。

延期の期限を擬似言語で確かめる

せっかくなので、ここまでのルールを科目Bの題材にしてしまいましょう。変更したい新しい受験日が受け付けられるかどうかを、擬似言語で判定してみます。

日付は、12月1日を1日目とした通し番号で扱うことにします。11月の日付はマイナスや0になり、11月30日が0、11月20日なら -10 です。

○論理型: 変更できるか(整数型: 今日, 整数型: 元の受験日, 整数型: 新しい受験日)
  整数型: 上限日 ← 27              /* 12月27日 */
  整数型: 変更期限 ← 元の受験日 - 3
  if (今日 > 変更期限)
    return false                  /* 3日前を過ぎている */
  endif
  if (新しい受験日 > 上限日)
    return false                  /* 休止後の日程は選べない */
  endif
  return true

最初の条件は、変更の期限を過ぎていないかを見ています。二つ目の条件は、変更先が12月27日を超えていないかを見ています。

いくつかの組み合わせを入れて、結果を追ってみましょう。

今日 元の受験日 新しい受験日 変更期限 結果
11月10日(-20) 11月20日(-10) 12月5日(5) 11月17日(-13) true
11月17日(-13) 11月20日(-10) 12月5日(5) 11月17日(-13) true
11月18日(-12) 11月20日(-10) 12月5日(5) 11月17日(-13) false
11月10日(-20) 11月20日(-10) 12月28日(28) 11月17日(-13) false

二行目と三行目を見比べてください。今日が1日違うだけで、結果が true から false に変わります。

二行目では、今日と変更期限が同じ値なので、今日 > 変更期限 は成り立ちません。だから期限当日は、まだ変更できる側に入ります。

もし条件を 今日 ≧ 変更期限 と書いてしまうと、期限当日の変更を取りこぼすことになります。等号を入れるかどうかで境界の一日が変わるのは、科目Bでも繰り返し問われる考え方です。

実務でも、締め切り日の判定で等号を一つ間違えて、最終日だけ処理が漏れる不具合はよく起きます。Giji Academy の擬似言語シミュレーターでは、こうしたコードをその場で動かし、変数の値と条件の結果を1行ずつ確かめられます。

まとめ

ここまでの内容を振り返ります。

基本情報の試験日は、受験日の3日前までなら変更できます。回数に制限はなく、会場や開始時間も変えられます。

一方で、キャンセルと返金はできません。受験日の2日前からは日程も動かせないので、迷っているなら期限の日を先に押さえておきましょう。

2026年は、変更先として選べるのが12月27日までです。休止後の日程へ延期することはできず、会場によっては年内の実施がもっと早く終わります。

延期するかどうかは、延期で伸ばせるものがはっきりしているかで決めると迷いません。なんとなく不安なだけなら、予定どおり受けるほうが結果につながりやすいはずです。

延期を選んでも、受けると決めても、残りの日数でやることは同じです。科目Bの読む力を一歩ずつ固めて、自分で選んだ試験日を迎えましょう。

参考情報

この記事は、2026年10月27日時点で確認できた次の公開情報をもとに書いています。最新の状況は、必ず公式ページで確かめてください。

ページ URL
CBT-Solutions:申込後に申込内容の変更(試験会場、受験日、試験開始時間)ができますか?また、変更は一回だけですか? https://cbt-s.com/examinee/ipa_cbt-faq/detail/4352.html
CBT-Solutions:【CBT】基本情報技術者試験(FE) https://cbt-s.com/examinee/examination/fe
IPA:CBT方式で実施するITパスポート試験、情報セキュリティマネジメント試験及び基本情報技術者試験における2026年5月以降の試験実施について https://www.ipa.go.jp/shiken/2026/cbt-202605-jisshi.html
IPA:通年試験:情報セキュリティマネジメント試験、基本情報技術者試験 https://www.ipa.go.jp/shiken/2026/r08_fe-sg_exam.html

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