基本情報技術者試験の申し込み方法|手順と期限・受験料の確認ポイント

公開日: 2026-09-13

勉強は始めたけれど、申し込みのやり方が分からなくて止まっている。

手続きが面倒そうで、後回しにしていませんか?

先に結論をお伝えします。基本情報技術者試験の申し込みは、慣れていない人でも30分ほどで終わります。

やることは3つだけです。利用者IDを作り、会場と日時を選び、受験手数料を払う。それだけで受験日が確定します。

私はエンジニアとして10年以上、Webシステムの開発や運用に携わってきました。若手に資格を勧めてきて分かったのは、落ちる人より、申し込まないまま数か月が過ぎる人のほうがずっと多いということです。

手続きが難しいわけではありません。どこで何を聞かれるかを知らないから、最初の画面で手が止まるだけです。

この記事では、申し込みの流れと、そこで確認しておきたい金額や期限をお伝えします。試験そのものの概要をまだ押さえていない人は、先に親記事を読んでおくと理解が早くなります。

【関連記事】基本情報技術者試験とは?試験内容・難易度・勉強法を初心者向けに解説

なお、この記事に書いた金額や期限は変わることがあります。申し込む直前に、必ず公式の案内で確かめてください。

基本情報技術者試験の申し込みは3つの段階で終わる

まず全体像をつかんでおきましょう。細かい画面の説明より、順番を知っておくほうが役に立ちます。

基本情報技術者試験は、パソコンで解答するCBT方式で、年間を通じて随時実施されています。そのため、決まった申込期間に一斉に出願するのではなく、受けたい日を自分で予約する形になっています。

申し込みは、試験を運営している会社のサイトで行います。IPAのサイトから案内をたどれば、その申し込みページにたどり着けます。

段階ごとにやることを表にまとめました。

段階 やること つまずきやすい点
1 利用者ID(マイページ)を登録する 氏名や生年月日を正確に入れる
2 会場・日付・開始時刻を選ぶ 空席と休止期間がある
3 受験手数料を支払う 支払いが済むまで予約は確定しない

表の3段目まで終われば、あとは当日に会場へ行くだけです。

利用者IDの登録は、本人確認の準備でもある

最初に作るのが利用者IDです。メールアドレスと氏名、生年月日などを登録して、マイページを作ります。

ここで入力した情報は、試験当日の本人確認に使われます。だから、普段使っている略称ではなく、本人確認書類と同じ表記で登録してください。

私も業務で本人確認まわりの仕組みを作ったことがありますが、登録名と提示書類の食い違いは想像以上によく起きます。当日になって受験できなかった、という事態を避けるための一手間だと考えてください。

メールアドレスも、確実に受け取れるものを使いましょう。受験票の代わりになる確認メールが届くので、迷惑メールに入る設定のままだと困ります。

会場と日時を選ぶときに見るもの

ログインすると、試験会場と日程の一覧が出てきます。ここで見るのは、通いやすさと空席の2つです。

予約できる範囲には決まりがあります。申し込む月から起算して3か月後までの日時が選べる仕組みです。

つまり、半年先の予定を先に押さえることはできません。逆に言えば、3か月以内に受ける前提で計画を組むことになります。

会場ごとに試験を実施しない日もあります。年度の切り替わりなどに休止期間が案内されるので、候補日は幅を持って考えておくと安心です。

時刻の選び方にも迷うところです。朝の枠なら1日を空けずに済み、午後の枠なら直前に見直す時間が取れます。

普段の勉強で頭が動く時間帯に合わせるのが無難です。時間を計った演習を一度してみれば、自分がどちらの型か分かります。

日程の決め方そのもので迷っている場合は、試験日の記事で詳しく扱っています。

【関連記事】基本情報技術者試験の試験日はいつ?随時実施の仕組みと日程の決め方

受験手数料と支払い方法を確認する

次はお金の話です。ここが最後の関門になる人もいます。

受験手数料は7,500円(税込)です。科目Aと科目Bをまとめて1回の受験で解くので、これが一度に必要な金額になります。

支払い方法はいくつか用意されています。それぞれの特徴を表にしました。

支払い方法 特徴 気をつける点
クレジットカード その場で支払いが完了する 名義と有効期限を確認する
コンビニ 現金で払える 払込手数料がかかる場合がある
銀行ATM(Pay-easy) 窓口に行かずに払える 対応する金融機関を確認する
バウチャー 会社や学校が用意することがある 有効期限と対象試験を確認する

カード以外を選んだときは、支払いを済ませるまで席が確定しない点に注意してください。

支払いが終わって、はじめて予約が完了する

ここを勘違いしたまま放置してしまう人がいます。会場と日時を選んだ段階では、まだ申し込みは途中です。

コンビニ払いを選んだのに払い込みを忘れると、期限が来て予約が無効になります。そうなると、また会場選びからやり直しです。

支払いを終えたら、確認メールが届いているかを見てください。届いていれば、その時点で受験日が自分のものになります。

先に払ってしまうほうが、結局うまくいく

仕上がってから申し込もうと考えていると、いつまでも申し込みません。実力が十分だと思える日は、なかなか来ないからです。

私が見てきた限り、受かる人は逆の順番で動いています。先に日を押さえて、そこから逆算して教材を開いていました。

7,500円を払ったという事実は、思っているより強い動機になります。もったいないという気持ちが、机に向かわせてくれるからです。

申し込みから合格までの流れを時系列で見たい人は、ロードマップの記事が役に立ちます。

【関連記事】基本情報の勉強ロードマップ|申し込みから合格までの進め方を解説

申し込みの期限と、変更・キャンセルの扱い

申し込んだあとに予定が変わることもあります。そのときにどこまで動かせるのかを、先に知っておきましょう。

覚えておきたいのは、変更はできるがキャンセルはできない、という点です。

手続きごとの扱いを表にまとめました。

手続き 扱い
会場・日付・時刻の変更 試験日の3日前まで。回数の制限はない
申し込みのキャンセル 受け付けられない
受験手数料の返金 行われない
同じ試験の再受験 前回の受験日の翌日から30日を超えた日以降

つまり、都合が悪くなったら、キャンセルではなく日程の変更で対応することになります。

厳しい決まりに見えるかもしれません。ただ、会場の席を押さえる仕組みだと考えれば、納得できる話ではないでしょうか。

3日前という期限は、思ったより早く来る

試験日の3日前までなら、会場も日付も時刻も変えられます。しかも回数に制限はありません。

ただし、この期限を過ぎると一切動かせなくなります。前日に体調を崩しても、受けないという選択しか残りません。

だから、間に合わないかもしれないと感じたら、4日前までに判断してください。ぎりぎりまで粘って期限を逃すのが、いちばんもったいない結末です。

再受験には30日を超える待ち期間がある

不合格だった場合、すぐに受け直すことはできません。前回の受験日の翌日から起算して、30日を超えた日以降でなければ次の日程を選べない決まりです。

たとえば4月1日に受けたなら、次に受けられるのは5月2日以降になります。この待ち期間は、合否に関係なく適用されます。

何度でも挑めるとはいえ、1回あたり7,500円と1か月の時間がかかります。1回目をできるだけ仕上げてから受けたほうが、結局は早く終わります。

思うような結果にならなかったときの立て直し方は、こちらの記事にまとめてあります。

【関連記事】基本情報に受からない原因は?科目別に立て直す手順を解説

予約できるかどうかを、擬似言語で書いてみる

ここまでの条件は、実は科目Bの問題と同じ形をしています。条件がいくつかあって、順番に判定していくだけです。

試しに、予約できるかどうかを判定する処理を擬似言語で書いてみましょう。

○文字列型: 予約できるか(整数型: 前回からの経過日数, 整数型: 何か月先か)
  if (前回からの経過日数 ≦ 30)
    return "待ち期間中で予約できない"
  endif
  if (何か月先か > 3)
    return "まだ選べない日付"
  endif
  return "予約できる"

やっているのは、2つの条件を上から順に確かめることだけです。最初の条件に当てはまれば、その時点で結果が決まります。

科目Bの問題も、この読み方で解けるものが多くあります。条件を上から追い、どこで処理が終わるかを見る。それだけです。

擬似言語がまだ読めなくても心配いりません。科目Bの全体像は、こちらの記事で解説しています。

【関連記事】基本情報技術者試験の科目Bとは?擬似言語・アルゴリズム対策を初心者向けに解説

申し込んだあとにやること

予約が確定したら、当日までの過ごし方を決めましょう。ここから先が本番です。

やることは2つです。当日の持ち物の確認と、残り時間の配分です。

当日に持っていくものを、今日のうちに確かめる

試験当日は本人確認書類が必要になります。何が使えるかは申し込みの案内に書かれているので、前日ではなく今日のうちに手元を見ておいてください。

登録した氏名と書類の表記が違っていたら、早めにマイページで直します。3日前を過ぎると直せない項目もあるので、後回しにしないほうが安全です。

会場までの経路も、地図で見ておくと当日が楽になります。慣れない場所へ急いで向かうと、始まる前に集中力を使ってしまいます。

持ち込めるものにも制限があります。筆記用具や電卓を自分で用意する必要があるのか、会場で貸し出されるのかは、案内に書かれているとおりに従ってください。

思い込みで荷物を用意すると、受付で慌てることになります。私も出張先の慣れない場所で手続きをして、書類の不足で足止めされた経験があります。

残り時間の配分は、科目Bを厚めにする

日付が決まると、残り日数が数字で見えるようになります。その時間をどう割り振るかで結果が変わります。

多くの人にとって、間に合わせるのが難しいのは科目Bです。科目Aは覚えれば点になりますが、科目Bは慣れるまでに時間がかかります。

だから、残り時間の半分以上を擬似言語に回すくらいでちょうどいいと考えてください。用語の暗記は直前でも間に合います。

どのくらいの時間が必要かの目安は、勉強時間の記事で扱っています。

【関連記事】基本情報技術者試験の勉強時間は何時間?未経験・社会人別に目安と配分を解説

何点取れば合格なのかを知っておくと、配分はもっと決めやすくなります。

【関連記事】基本情報の合格点は何割?科目A・科目Bの基準と得点計画を解説

擬似言語は、読むより動かすほうが早い

科目Bの対策で効くのは、コードを目で追うだけで終わらせないことです。値が変わっていく様子を見ると、理解の速さが変わります。

Giji Academy の擬似言語シミュレーターは、試験と同じ書き方のコードを1行ずつ実行して確かめられます。無料で使えるので、申し込みを終えた今日から始めてみてください。

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まとめ

基本情報技術者試験の申し込みについて、今日の内容を振り返っておきましょう。

押さえること 内容
手順 利用者IDの登録 → 会場と日時の予約 → 支払い
受験手数料 7,500円(税込)
予約できる範囲 申し込む月から起算して3か月後まで
変更 試験日の3日前まで。回数の制限はない
キャンセル 受け付けられない。返金もない
再受験 前回の受験日の翌日から30日を超えた日以降

くり返しになりますが、金額や期限の条件は変わることがあります。申し込む直前に公式の案内を見る習慣をつけておくと安心です。

申し込みは、合格までの道のりのなかでいちばん簡単な工程です。難しいのは、そのあとに続く毎日の勉強のほうです。

それでも、多くの人がこの簡単な工程の手前で止まっています。もったいない話ではないでしょうか。

今日できることは1つだけです。利用者IDを作って、候補日の空席を見てみてください。

日付が決まれば、やるべきことは自然と絞られていきます。あとは残り日数で割って、1日ぶんを積み上げるだけです。

未経験から挑む人向けの進め方は、こちらの記事にまとめてあります。

【関連記事】基本情報技術者試験は未経験でも受かる?初心者が最初にやること

申し込みのボタンを押した日が、勉強の本当の開始日になります。その日を、今日にしてしまいましょう。

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