基本情報は科目AとB、どっちから勉強する?先に科目Bと言い切る理由について解説!

公開日: 2026-07-04

基本情報技術者試験の勉強を始めるとき、誰もが最初にぶつかる分かれ道があります。

科目Aと科目B、どっちから手をつけるべきか。

参考書は科目Aから並んでいるし、順番どおりAからが自然な気もする。でも、科目Bの方が難しいと聞くし、先にやるべきなのか。

迷いますよね。

先に私の結論をお伝えします。初心者は、科目Bの擬似言語から始めるべきです。

ただし、この結論には理由と、いくつかの例外があります。この記事では、学習順の考え方を根拠から解説し、あなたに合った進め方を一緒に決めていきます。

まず、2つの科目の性質を知る

順番を決める前に、敵の性質を整理しましょう。

科目Aと科目Bは、同じ試験でありながら、求められる能力がまったく違います。

観点 科目A 科目B
中身 IT知識の四択60問 擬似言語の読解+セキュリティ20問
求められる力 暗記と知識 読解と思考
実力の伸び方 勉強量に比例して伸びる 慣れるまで伸びず、あるとき急に伸びる
直前の詰め込み 効く ほぼ効かない
中断からの復帰 しやすい 感覚が鈍りやすい

注目してほしいのは、実力の伸び方の違いです。

科目Aは、覚えた分だけ点になる、素直な科目です。

一方、科目Bの擬似言語は、語学に似ています。**最初はまったく読めず、成長を実感できない停滞期が続く。そして、ある日を境に急に読めるようになる。

この性質の違いが、学習順の答えを決めます。

科目Bから始めるべき、3つの理由

初心者に科目B先行をすすめる理由は3つあります。

理由1:育つのに時間がかかるものから植える

擬似言語の読解力は、育つのに時間がかかる作物です。

直前に水をやっても、間に合いません。

だから、学習期間の最初に種を植えて、長い時間をかけて育てる。暗記が主体で直前でも伸びる科目Aは、後からでも収穫が間に合います。

農業と同じで、育つのが遅いものから先に植える。これが試験計画の大原則です。

理由2:最大の不安を、最初に潰せる

多くの受験者にとって、科目Bは正体不明の不安です。

この不安を抱えたまま科目Aを勉強していると、いつも心のどこかに、でも科目Bが待っている、という影が差します。

先に科目Bへ触れてしまえば、敵の正体がわかります。

正体がわかった敵は、ただの課題です。難しくても、やることが見えていれば人は進めます。メンタル戦略としても、科目B先行は理にかなっているのです。

理由3:挫折するなら、早い方がいい

シビアな話ですが、大事なことです。

もし擬似言語がどうしても合わず、学習方法の見直しや期間の延長が必要になるなら、それは早く判明した方がいい。

科目Aを3ヶ月やり終えたあとに科目Bの壁に激突するのと、初日に壁の高さを知って計画を立てるのとでは、立て直しのしやすさが違います。

科目Bから始めることは、リスクの早期発見でもあるのです。

ただし、完全なB先行ではなく、並行が最強

ここまで科目B先行を推してきましたが、実際の進め方には補足があります。

主役は科目B、ただし科目Aも並行して薄く回す。これが最強の形です。

理由は2つ。

まず、科目Aの知識の一部は、科目Bの理解を助けます。2進数、データ構造、セキュリティ用語。科目Aで学ぶ基礎知識が、擬似言語の問題文を読む土台になるのです。

もうひとつは、気分転換です。擬似言語の重い思考に疲れたとき、科目Aの一問一答は良い箸休めになります。勉強の中で休む場所があると、学習全体が続きやすくなります。

時間配分の目安を示します。

学習フェーズ 科目Bの比重 科目Aの比重
序盤(1〜2ヶ月目) 7 3
中盤 6 4
終盤(試験前1ヶ月) 5 5

序盤は擬似言語に厚く投資し、終盤に向けて科目Aの暗記を仕上げていく。この傾斜が、両科目の性質に合った配分です。

科目Bの学習は、動かして学べる環境で始めるのが最短です。擬似言語学習サイトのGiji Academyなら、初日から擬似言語に触れて、敵の正体を知るところから始められます。

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例外:科目Aから始めた方がいい人

冒頭で予告した例外の話です。

次に当てはまる人は、科目Aからの着手も合理的です。

1つ目は、IT用語にまったく触れたことがない人

変数やCPUという言葉レベルから初めての場合、擬似言語の問題文自体が読めません。科目Aの基礎分野で最低限の語彙を作ってから科目Bへ入る方が、結果的に速いことがあります。ただし、科目Aを完璧にしてから、ではなく、2〜3週間の語彙づくりと割り切ってください。

2つ目は、科目A免除制度を利用する人

認定講座の修了試験に合格すると科目Aが免除される制度があります。このルートの人は、修了試験の日程に合わせて科目Aを先に仕上げ、その後は科目Bに全振りする、という順番が自動的に決まります。

3つ目は、試験まで残り1ヶ月を切っていて、かつIT知識に自信がある人。この場合は伸びしろの大きい方から埋める短期戦略になります。

自分がどのタイプか迷ったら、まず科目Bのサンプル問題を1問見てみてください。問題文の日本語が理解できるなら、科目B先行で大丈夫です。

私が新人研修の設計で学んだ、順番の力

私は、新人研修のカリキュラム設計に関わったことがあります。

そこで痛感したのが、同じ教材でも、順番で結果が変わるという事実です。

ある年、座学(知識)を全部終えてから演習(コード)に入る構成にしたところ、演習フェーズで脱落者が続出しました。座学の貯金は、使わないうちに蒸発していたのです。

翌年、初日からコードに触れさせ、必要な知識を後から補給する構成に変えました。すると、脱落者が目に見えて減った。

知識は、使い道を知ってから学ぶと、定着が段違いなのです。

基本情報も同じ構造です。科目Aの知識は、科目Bという使い道を先に知っておくと、ただの暗記から、意味のわかる暗記に変わります。二分探索を擬似言語で追った経験のある人にとって、科目Aのアルゴリズム問題は、もはや暗記ではありません。

順番は、努力の効率を左右する戦略変数です。軽く考えず、自分の状況に合わせて選んでください。

決めたら、初日の一歩を小さくする

学習順が決まったら、最後のアドバイスです。

初日にやることを、思い切り小さくしてください。

科目B先行と決めた人の初日は、擬似言語のコードを1つ、眺めて動かしてみるだけで十分です。参考書を1章読むぞ、と意気込むと、初日の重さが2日目の腰を重くします。

小さく始めて、毎日続ける。順番の戦略は、継続の仕組みとセットで初めて機能します。

勉強時間全体の見積もりはこちらの記事で詳しく解説しています。。

【関連記事】基本情報の科目B対策に必要な勉強時間は?初心者向けの目安とスケジュールを解説

科目Bの中でも何から手をつけるかを迷っている人は、こちらもご覧ください。

【関連記事】基本情報技術者試験は何から勉強したらいい?初心者向けに優先順位を解説

まとめ:主役は科目B、科目Aは並行して薄く

科目AとBの学習順は、初心者なら科目Bの擬似言語から。

理由は、育つのに時間がかかる読解力を先に植えること、最大の不安を早く正体見せること、そしてリスクの早期発見です。

ただし完全な直列ではなく、科目Bを主役に、科目Aを3割ほど並行させる形が最強です。序盤7対3、終盤5対5の傾斜配分を目安にしてください。

IT用語が完全にゼロの人と、科目A免除ルートの人は例外。自分の状況で選びましょう。

順番が決まったら、初日は小さく。擬似言語のコードを1つ、動かしてみるところから。

その最初の一歩は、擬似言語学習サイトのGiji Academyで今日踏み出せます。

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参考情報

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